小倉智昭 公式ブログ
「だまし文字配列」ってご存知ですか?数年前に、ネットなどでもけっこう流行りました。
この文字の配列をご覧下さい。
スカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイ
スカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイ
イーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカス
イーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカス
スカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイ
スカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイスカツーイ
イーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカス
イーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカスイーツカス
何が最高のHDテレビです。
傾いていますよね。1段目が右下がり。2段目が右上がり。3段目が右下がり。4段目右上がり。これ錯覚なんですよ。
これは、「スカイツリー」という文字の中から5文字を組み合わせて配列しているんですが、1段目はスカイツーイという5文字を繰り返しています。2段目はスイーツカという文字を組み合わせています。その結果、1段目は右下がり、2段目は右上がりに見えます。
今までこういう文字の組み合わせというのは、横方向の線が入っている文字を使って、横方向の線が、段々低い文字の順に並べていくと、右下がりに見えたりしたんですが、これは、必ずしも、横方向の線が入っていないんです。
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これを考えたのが、東大の数理科学研究科の新井仁之教授と奥様で数学者のしのぶさんご夫妻なんです。なんで数学家がこういうことを研究したのかというと、このお2人のブログを拝見致しました。壁に掛かっているカレンダーや額が、ちょっとでも傾いていると、人間気になって直しますよね。傾いているのは、脳が判断してそれを直そうとするんですが、視覚が錯覚を起こすとこういう風に傾いて見えたりします。
それを現代数学で研究しようと思ったそうです。ここから、私たちは分からなくなります。なんでその傾きが現代数学で研究できるのか?こういう風に、文字列が曲がって見えることを、「� �視」というそうですが、その錯視を「文字列傾斜錯視」と呼んで、数学的方法を使って分析してみたということです。
ここで、iは、メモリのブラックベリーを追加しますか
脳が文字列が傾いていると誤認するのはなぜか?文字列を入力すると、その中から、文字列が傾いて見える「文字列傾斜錯視自動生成アルゴリズム」というものを開発したそうです。
今までは、「こういう風に並べたら、この字だったら、右下がりに見えるかもしれない」という風にやっていて、それが理論的だったわけですが、そうではないんです。そういうプログラムを開発したそうです。例えば、こういう文字を使って、その中から何文字を使って配列すればそんな風に見えますか?というのをプログラムに入れてやるんですって。
例えば、「スカイツリー。この中から5文字を使って、こういう錯視を起� �すような文章を組み立ててくれ」というと、コンピューターがやってくれるわけです。それを数学的に考え出したわけです。
これは、広告宣伝やゲームに役立つのではないかということで、お2人の名前で特許申請をなさったそうです。こういうお2人の先生方って、堅そうで柔らかそうじゃないですか。「昨日の最後から二番目の恋の中井貴一と小泉今日子の会話、面白かったね」なんていうことをお2人が、夫婦の会話で交わすようなご夫婦なのか、それとも音楽はクラシックしか聴かないというようなご夫婦なのか、是非、このお2人にお会いしてみたいと思います。実に面白かったです。
参考資料:錯視の科学館
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